
写真による
地域企業の魅力紹介
活動期間/2010-2016
地元の食品や家具、伝統工芸などの現場や職人を写真で魅力的に伝える
背景
博多織プロモーション計画の一つとして、プロジェクトを開始しました。見る人にストレートに物事を伝えることができる、写真の特徴を活かしてプロジェクトを進めてきました。初年度は博多織を利用する立場から使い勝手や美しさの表現を目指しました。2011年以降は博多織をはじめとして、伝統工芸や地場産業などの作り手を取材し発表することでそれぞれの製品が持つ良さや魅力、生産者の思いを写真を通して発信してきました。
INTRODUCING THE ATTRACTIVENESS OF
LOCAL COMPANIES WITH PHOTOS
2010
写真による
企業の魅力紹介
プロジェクト名
「織り姫」
博多織をテーマとしたポートレート写真集




背景
一般の若い人々にも博多織に興味を持ってもらい、伝統を繋げていきたい。という願いのもとに、博多織の帯を締めたポートレート写真の制作を行いました。和服に対しての着付けが面倒・着るタイミングが分からないなどのイメージを払拭しておしゃれの一つとして和服を定義着けしたいという観点から制作を行いました。

活動内容と成果
日本の四季に合わせて撮影を実施した( 夏・秋・冬) それぞれの季節に応じて撮影のシチュエーションを考え、モデル・着物・小物などを準備し撮影を行いました。被写体となるモデルには参加学生のみならず知人・友人から幅広く参加を募ることで登場する人物に重複がないように工夫しました。また、使用する着物・小物も季節に応じて準備を行いました。成果発表として、写真パネルによる展示とそれぞれの季節ごとにセレクトした写真を元に小写真集の作成を行いました。


INTRODUCING THE ATTRACTIVENESS OF
LOCAL COMPANIES WITH PHOTOS
2011
写真による
地域企業の魅力紹介
プロジェクト名
「結」
若手女性織師の紹介




背景
博多織プロモーション計画に携わって行く中で、若手の女性織師が増えていることを知りました。我々が普段触れることが少ない伝統工芸に身を置かれる織師を取材することで博多織の魅力や想いを広く伝えたいと考え取組みました。

活動内容と成果
若手女性織師として二人で活動されている「結の音」さんを取材することができました。普段の撮影とは異なり、取材対象にしっかりとインタビューを行ったことで被写体をより深く観察し撮影することができました。インタビュー内容と取材写真をパネルにまとめ、写真作品については1m×8mの大型バナー3本を制作し展示を行いました。



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LOCAL COMPANIES WITH PHOTOS
2012
写真による
企業の魅力紹介
プロジェクト名
「技 ~受け継がれるもの~」
福岡で活躍されている4 組の職人の紹介



背景
2011年度に取り組んだ職人の取材を通して伝統工芸に携わる方々に興味をもち、2012年度では博多織に限らず福岡で活躍されている伝統工芸に携わる職人を取材することにより職人たちの熱意・伝統と技術を後世に伝える姿を記録し発表を行いました。





活動成果と成果
2012年度はプロジェクト参加メンバーを4つのグループに分け、それぞれのメンバーが興味を持った伝統工芸について取材を行いました。博多織では前年度に引き続き「結の音」さん、新たに女性織師六人のグループ「福福」さん、博多包丁の「大庭利男」さん、泥染作家の「菊池亮」さんを取材しました。作業工程を間近で見ることで職人の技や物づくりに対する情熱や想いを感じ、それらを写真で伝えられるよう工夫しながら制作を行いました。

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2013
写真による
企業の魅力紹介
プロジェクト名
「技 」
~受け継がれるもの~ 綾杉醤油



背景
2013年度は大学の地元香椎にて100年以上の歴史を持つ老舗の醤油蔵「綾杉醤油」を取材しました。





活動内容と成果
活動を進めていく中で、醤油造りに必要な生揚(きあげ)を生産する福岡県醤油醸造協同組合工場や、生揚を綾杉醤油で商品に仕上げていく火入れの工程など、普段では見ることのできない生産現場を間近で取材することができました。また、綾杉醤油では醤油造りだけではなく、商品を活かした料理教室や地域行事への協力など、地区の発展に貢献する企業の姿を見ることができました。

INTRODUCING THE ATTRACTIVENESS OF
LOCAL COMPANIES WITH PHOTOS
2014
写真による
企業の魅力紹介
プロジェクト名
「技 」
~受け継がれるもの~ 粋工房




背景
写真表現コースでは今まで写真の伝える力を用いて、技を継承し、伝えていく職人の姿を取材してきました。2014年度では宗像にあるガラス工房の粋工房を取材しました。
活動内容と成果
粋工房さんの工房では真夏の暑い日にもかかわらず、大きな炉の中ではガラスがドロドロになるまで溶かされてあり、職人さんたちが大量の汗の中、黙々とガラス製品を手作りしている様子を取材することができた。吹きガラス以外にも、溶けたガラスを器具を使って上手く置物の形に加工されていく様子など取材することができました。また、吹きガラス体験をさせていただき、見た以上に作業が難しいことも体験することができました。イムズでの展示では、大型バナーによる展示と大川家具で制作された展示扉に展示を行いました。

INTRODUCING THE ATTRACTIVENESS OF
LOCAL COMPANIES WITH PHOTOS
2015
写真による
企業の魅力紹介
プロジェクト名
「技 」
~受け継がれるもの~ 自然工房





背景
写真表現コースでは今まで写真の伝える力を用いて、技を継承し、伝えていく職人の姿を取材してきました。2015年度では大川にある無垢家具作りの自然工房さんの取材を行いました。



活動内容と成果
自然工房さんは昭和3年に創業され、釘や金物、合板を用いず自然素材にこだわった製品作りを行われています。工房では職人が工作機械を使い分けながら一つ一つ手作りで家具を生産されていました。それぞれの作業において熟練した職人によって作り上がった家具は精度が高くクオリティの高さを感じることができました。
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LOCAL COMPANIES WITH PHOTOS
2016
写真による
企業の魅力紹介
プロジェクト名
「技 」
~受け継がれるもの~ 大庭利男




背景
写真表現コースでは今まで写真の伝える力を用いて、技を継承し、伝えていく職人の姿を取材してきました。2016年度では博多包丁職人の大庭利男さんを取材しました。




活動内容と成果
福岡市中央区清川で大正15年から建つ大庭鍛冶工場。大庭利男さんは三代目として博多包丁を作られています。博多包丁は野菜、肉、魚など、どんな食材にも利用できる万能包丁とされています。大庭鍛冶工場では包丁の素材となる鋼から包丁に仕上げていくまでの工程を取材させていただくことができました。15の行程を経てできあがる包丁は約3日で10本ペースで制作されています。
